夏の空は蒼く輝く
朝練が終わり、制服に着替えて
リョウたちと教室に向かった

「高橋さん!!」

急に呼び止められ
後ろを振り返ると
そこには先輩が立っていた

「はい・・・」

「少し時間もらえる?」

私はコクンとうなずいて
先輩についていった

テニスコートの脇にいき
先輩はクルンとこっちを向いた

「俺、君に一目惚れして・・・
良かったから
付き合ってくれない。」

先輩は緊張していたのか
顔を少し赤らめて
大きな声で私に言った

「あの・・・ごめんなさい。
私、今は誰かと
お付き合いするきなくて・・・」

私がしどろもどろに答えると
先輩はわかったと言って
帰って行った
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