夏の空は蒼く輝く
私はとりあえず家を出た
駅に向かうが
この時間に電車は来なく
学校に着いたときには
5時間目が始まっていた
どうしようー・・・
教室行かなきゃだけど
みんなに注目されちゃうしな・・・
このままどっかに
隠れてるのもありかもしれない
私は人目を気にして
屋上へと向かった
私の学校は基本屋上は開放していないが
小さい抜け道があるのを
前、コウくんから聞いていた
「んー、気持ちいい。」
屋上から見る景色はとても綺麗だった
けれど
このままこうして立っていると
誰かに見つかったしまう
「あ!ここなら平気そう・・・」
あくまで独り言だったが
そう言って入り口の角を曲がると
そこには
見たことはある人が
座っていた
「よ、よう。」
目の前にはコウくんがいた