夏の空は蒼く輝く

私はとりあえず家を出た

駅に向かうが
この時間に電車は来なく
学校に着いたときには
5時間目が始まっていた


どうしようー・・・

教室行かなきゃだけど
みんなに注目されちゃうしな・・・
このままどっかに
隠れてるのもありかもしれない


私は人目を気にして
屋上へと向かった

私の学校は基本屋上は開放していないが
小さい抜け道があるのを
前、コウくんから聞いていた

「んー、気持ちいい。」

屋上から見る景色はとても綺麗だった

けれど
このままこうして立っていると
誰かに見つかったしまう

「あ!ここなら平気そう・・・」

あくまで独り言だったが
そう言って入り口の角を曲がると
そこには
見たことはある人が
座っていた

「よ、よう。」

目の前にはコウくんがいた
< 67 / 152 >

この作品をシェア

pagetop