夏の空は蒼く輝く

「いたたた・・・
 すみません、前見てなくて。」

「いえ、こっちこそすいま・・ハナ?」

「?」

「ハナだろ!うわー懐かしい!!」

「えっ!?」

その男の子はヒョイっと私を持ち上げ
グルグル回しはじめた

「アワワワワ・・」

私は頭がパニックになり
なんだか体がフワフワしてきた

「・・・あのー
 ハナ目回っちゃってますけど?」

「え?あ、ハナー!」

リョウのおかげで
なんとか地面に足を着けられた

「ごめん、ごめん。
 ハナ俺のこと覚えてない?」

私は男の子の顔をよーく見た

そう言えばどっかでみたことあるなー
小さい頃一緒に遊んでた子かな?

・・・

ツバサくん?

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