勿忘草
迎え?
疑問に思いながらも私は返事をして、食事を食べ終える。
そして使ったお皿を綺麗に洗うと、ハンガーにかけてあった白いワンピースに着替えた。
リビングに戻ると、着替えを済ませた総護君が、
暇そうにソファに座っていた。
私の存在に気づき、彼はこちらに振り向く。
すると何故か私の事を、まじまじと見てくる。
?
「服、それしかねぇよな」
「うん…?」
いきなりそんな事を言う彼を不思議に思いながらも、私は頷いた。
すると彼は少し考えるように視線を下げる。
そんな彼を不審に思い、見つめていると、彼はいきなり顔を上げた。
「…じゃあ行くか!」
彼はそう言って、勢い良く立ち上がった。