超イケメン☆ホストクラブ
「お店へは、ホストがエスコートをさせていただきます。

お客様のご都合のよい日時を指定して、最寄り駅までいらしてくだされば、そちらまでホストがお迎えに上がります」

「マジ…?」と、小さく呟く。

「はい? 今なんて?」

電話越しに聞き返され、

「あ、いえ、なんでもないです」

と、急いで否定をして、

「エスコートとか、しなくていいですから」

と、断ろうとした。

「エスコートは、当ホストクラブのシステムですので、従っていただければと思います。

エスコートには、そのカードキーを渡した当人が伺わせていただきます。

カードキーに、ホストの名前があると思うのですが、なんと書かれていますか?」

「銀河……」

たたみ込まれるような口ぶりに、つい答えてしまう。
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