エージェント




カフェテラスですこし一息。

オレンジジュースが冷たくおいしい。


こっちにきたのは昼前で今の時刻はもう夕方。
街にはだんだん学校終わりの若者が増えていく。


若者が多くいるところになると、あの有名な彼らの事が、耳に入らないわけがない。




「安積さん、この前またひとつ、暴走族を支配しららしいよっ!」


アズのことも。


「十和さん、最近綺麗になったよね!髪の毛ストレートにしてた!」


トダトワのことも。


「相良さん、相変わらずこき使われてたね」


楽太郎のことも。




「サクラさん、またカッコよくなってなかった!?」
「見た!やばい!髪の毛染めてたよね!?」
「大人な雰囲気なってた!」
「あんな男性に抱かれてみたいってくらい、色気ダダ漏れだよ〜」




ーーー朔羅のことも。




この街で、朔羅のことを聞かないなんて、ことはないんだ。






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