エージェント
朔羅よりも楽太郎が真面目で学校にも来てるのに、それでも朔羅に学力でも劣ってしまうとか、可哀想だな。
しかし、朔羅…頭いいのか。
これは一つ情報を得た。
昼休みの終わりの予鈴が鳴り、生徒会室を後にする。
そして午後の授業を一つ受けて、生徒会室に戻った。
「眠い」
流石に昼間は学校、夜はtoxicで働いていると、睡眠時間が削られてくる。
保健室で寝たいけどこの不良校の保健室が安全なわけない。
生徒会室なら誰も入ってこないだろう。
そう思って、二人掛けのソファーに横になる。
流石に朔羅の使うベッドにはかなりの抵抗がある。
瞼を閉じると睡魔はいとも簡単にやって来る。
ごそごそと人の気配で目が覚めたのは寝てから1時間も経たないうちだった。
「何やってるの」