エージェント
「あ、起きた」
「起きたじゃないわ…よっ、」
「おっと。暴れると痛いよ」
「もう、なんなの!?」
いつのまにかベッドに移されていて、腕は紐でベッド頭上の柵に縛られ、わたしの上にまたがるのは、学校に来ていなかったはずの朔羅。
足で股間蹴ってやろうかとしたら、簡単に避けられる。
油断しすぎた。
いつもなら簡単に人の気配で起きれるのに、こうなるまで気づかないなんて一生の不覚。
「可愛い顔して寝てるコウキちゃんが悪いんだからね」
「そんな顔して寝てない!」
「はいはい、うるさい」
「てか、何してるのよ!」
制服のボタンを起用に外し、彼の目にはブラが映る。
「黒のレースって、わりと大胆なのつけてるね」
かなり嫌らしい目つきに変わる。
こいつはヤバイやつ。