リンゴ飴より甘い恋
え……!?
梓君も一緒に…!?

「…瀬戸は十分出来るから別にいいんだぞ?
部活もあるだろう?」

「俺、林瑚が好きだから…。

それに今日…毎週水曜日は部活休みなんです。

アンタにはさ、渡すわけにはいかないんだよね。」

「な、何言ってんの?
梓君!そんな…」

「…瀬戸、
くだらないこと言ってないで、
やるなら早く席につけ。」



「ここは……」

「ここは、この計算が違うから出来ないんだよ!」

「あ、ありがとう…
………梓君。」

梓君はずっと
さっきからこんな感じ。

わかりやすくて
嬉しいけど………

窓に寄り掛かっている先生が……怖い。

< 98 / 114 >

この作品をシェア

pagetop