リンゴ飴より甘い恋
「…じゃあ、今日はここまで。

俺、寄るとこあるから。」


え………!?
いつもよりずっと早い。

寄るところ……?


私……物覚え悪いから呆れちゃったかな。

「じゃあ、林瑚
送ってやるよ(笑)」

「や……あの、悪いから……」

「いいじゃん―♪

じゃ―“先生”さようなら(笑)」

「え…ちょっと…!」


そう言うと梓君は私の手を引いて

出て行った……。


そこを出るとき…

チラッと先生をみると


先生は…………



先生はこっちを
見ていなくて…代わりに


窓の外をじーっと、

ただ見つめていた。


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