*―2階上の不良彼氏―*
奈々たちと別れて気まずい私たち。
「あ、私1人で大丈夫だから帰っていいよ?」
このまま家まで送ってもらうのはちょっと気まずすぎて困るし…。
「あ?最初っから送ってく気なんてねーよ。」
い、いま何て?
「まぢだるかった~。」
そう言いながら制服のポケットに手を入れてタバコとライターを取った。
え、タバコ吸うの!?
「拓斗が可愛い女いるから来いって言うから来たら……ふっ。」
タバコをふかしながら私を下から上まで見て鼻で笑った。
なんだよ、ふっ。って…。
「す、すいませんねー可愛くなくて!」
なんなの!この男!
何様!?