チャーリーズエンゼルパイ



しばしの沈黙が続いたあと、澄ました顔で最初に口を開いたのはてぃーだだった。


「ま、そこまで言うんなら、少しぐらいは話を聞いてやらないでも無いけど……」


続いて子豚。


「可哀想だから、話ぐらいは聞いてあげてもいいかなぁ……」


そして、ひろきが最後を締めくくった。


「まぁ~どうせやる事も無かったしね♪」


「そ~じゃなくって!
私達は忙しい中、わざわざアンタの話を聞いてやろうっていうのよ!」


ひろきの前に割って入り、てぃーだと子豚の二人が慌てて訂正するが、既に男にはバレバレのようであった。


「まぁ~何でも良いや、話さえ聞いてくれれば♪……それじゃあ、詳しい話は事務所でする事にしよう。近くだから、案内するよ♪」


少しバツが悪そうに首をすぼめて歩く三人を連れて、男はここからそんなに遠くはないという、森永探偵事務所へと歩みを進めて行った。



< 13 / 144 >

この作品をシェア

pagetop