Double Persondlity
「ねぇいつまで連れ回すの?足痛いよ。こんなに暑いのに熱中症とかになっちゃう」



「うるせーな。わーったよ…たくっ面倒な女…」



すぐ夜月は木が立っている
日陰のベンチを見つけた。



しかし、そこには男女のカップルが座ったとこだった。



諦めるかと思いきや
夜月は優奈を引っ張って
そのベンチのカップルの前に
立って一言言い放つ。



「どけ…邪魔だ」



「ちょっとやめなよ」



そんな事を夜月が聞くはずもなく優奈の言葉を無視した。



「よそへ行け」



今度は睨みつけながら言った。
すると慌ててカップルの男は
彼女の手を取って逃げるように
その場を去った。
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