『月の唄』
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
カエルと私・・・お互い沈黙が続く。
どうしよう、私・・・どうしたらいいんだろう?
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
しばらく二人は黙っていたのだが、その沈黙を打ち破るかのようにカエルはピョンと飛び上がった!
「ぎゃっ!」
私なんて声出すんだろ・・・一応女の子なのに!
そんな事を考えてる場合じゃない・・・あれ?
私は辺りをキョロキョロ見回す。
いない・・・カエルが消えた。
「・・・・・・・・・」
いない・・・どこ?どっか消えてくれた・・・私・・・なんか変・・・頭の辺りが重い・・・!?
「美月早く探しに行こうよ」
頭から声がした。え?え?え?
私は恐る恐るちょうど横に立て掛けられた全身鏡を覗きこんだ。
私とカエル。
カエルと私。
頭とカエル。
カエルと頭。
頭の上に・・・
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
私は何も考えられなかった。全身の血液が一斉に頭から抜け落ち、心臓は逆流に耐えられず鼓動を止める。
そして大絶叫の後、私の意識は遥か彼方へ飛ばされた。
「・・・・・・・・・」
カエルと私・・・お互い沈黙が続く。
どうしよう、私・・・どうしたらいいんだろう?
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
しばらく二人は黙っていたのだが、その沈黙を打ち破るかのようにカエルはピョンと飛び上がった!
「ぎゃっ!」
私なんて声出すんだろ・・・一応女の子なのに!
そんな事を考えてる場合じゃない・・・あれ?
私は辺りをキョロキョロ見回す。
いない・・・カエルが消えた。
「・・・・・・・・・」
いない・・・どこ?どっか消えてくれた・・・私・・・なんか変・・・頭の辺りが重い・・・!?
「美月早く探しに行こうよ」
頭から声がした。え?え?え?
私は恐る恐るちょうど横に立て掛けられた全身鏡を覗きこんだ。
私とカエル。
カエルと私。
頭とカエル。
カエルと頭。
頭の上に・・・
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
私は何も考えられなかった。全身の血液が一斉に頭から抜け落ち、心臓は逆流に耐えられず鼓動を止める。
そして大絶叫の後、私の意識は遥か彼方へ飛ばされた。