平凡な彼の非凡な彼女

「そんなわけないでしょ、あんたじゃあるまいし。馬鹿は休み休み言いなさい、この腹黒野郎。」

それに対し彼女は努めて冷たく言い返す。

こちらも全然負けてないようです。


お互い視線を交わし合うが恋人同士の甘ったるいものではなく、火花がバチバチ見えるよ。

あれ?この2人付き合ってるんじゃないの?

むしろ仲悪そうに見えるんだけど。


てか何かかなり有り得ないことについて議論してる気がする。

上手く頭が回らない中先程の会話を思い出そうと頑張る。

その間にも2人の嫌味を所々にちりばめたやり取りは続いている。


そして津田はキッパリと言い放った。


「だから、鈴木くんと私は付き合い始めたの。鈴木くんは私の彼氏なの!!」


そうそう俺と津田が付き合うことになっ…た…とか…



…………あれ?


彼女が言い切った後、周りの視線がバッと俺に集中した。

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