はつ恋


僕は会話がターミーだけと偏らないように、細心の注意を払った。


どちらかというと、不本意にもジュディとの会話に力を入れた。


(不本意なんて失礼だな)


僕はターミーに話しかけるとき、酸素不足の魚のようにぱくぱくと息継ぎをしていた。


声が震えて気持ちがバレやしないか、グラスを持つ手が微動していないか心配だった。


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