もしも翼があるのなら…

『俺そんなに単独プレイか?』

『あぁ、俺いつも声かけてるけど無視だもんな。』

自分でも少しは気づいていた。

でもゴールをして目立ちたい。

目立ってプロの目に止まれば俺の夢は叶う。

それが自分だけのエゴだったことに気づかされる。

『俺、最後の大会ぜってぇ出たいんだけど。』

『まだ大会まで日があるから監督も気変わるんじゃね?』







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