満月の日
「ピード…。ティラはお前のこと、完璧に眼中にないな。」




「ストレートに言わないでよ…。こっちはかなり精神的にダメージを受けてんだからさ…。」




ピードは泣きそうな声で言う。




そんな中、東の空から静かに朝日が昇る。




太陽の光が中庭を照らし、そこにいた人々を優しく包み込んだ。
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