満月の日
メイド達に連れられ、ティラとリンは衣装室にいる。




そしてティラは今、全身を映す鏡の前で立っていた。




「まぁ…。何てお美しい…。」




メイドの一人がため息をつく。




ティラは薄いピンクのドレスに身を包み、ピンクのフリルで作ったバラが頭に飾られている。




おまけに薄く化粧までしていて、彼女の美しさを惹きたてていた。
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