満月の日
「アイツ、化けやがった。やっと男らしくなってきたじゃねぇか。」




「そう悠長(ゆうちょう)なことを言っていて良いの?もしかしたら、ピードに抜かされちゃうよ?」




そう心配そうに言ってきたのはティラだ。




リンは彼女に背中を向け、空を見上げた。




「ハン!!やれるモンならやってみろ!!絶対負けねぇぞ!!」




「リンらしい。」




リンの言葉にティラはクスリと笑った。




そしてこの日、新たな戦士が誕生した。
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