月夜の散歩
兄の携帯にかけてみたが繋がらない


「何やってんだかあの人は…」


まぁそのうちやって来るだろう…そう思い兄の事を考えるのをやめた


シャワーを浴びベッドに横になる


「冬夜のバカ…」


何も教えてもらえずあたしは悶々としていた


加えて冬夜から香ったあの香り…


「あーっもう!」


前のあたしなら普通に聞けたのに…なぜか怖くて聞けれないでいる


それが何故なのか解らないままあたしはいつの間にか眠っていた
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