月夜の散歩
「帰ろうあたし達の仲間のもとへ!」


「はっ…あたし達の仲間か…よし帰ろうみんな待ってるぜ」


あたし達はぎゅっと手を繋いで歩き出す


ふと冬夜が足を止めた


「忘れてた!」


「何を…」冬夜の方を向いた瞬間だった


…チュッ


「なっ…あっ」


ぐっと抱き寄せ熱い口付けを交わす


離れていた時間を埋めるように何度も深い口付けを交わす



月だけがそんなあたし達を見ていた
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