月夜の散歩
「高野って冬夜が来てるの?!ってちーくん総長!!」
驚きで目をぱちくりさせるあたしを千歳が笑う
「ぷはっ…その顔あの頃のままだね…そうだよ"snake"の総長なの俺…驚いた?…はぁーやっぱ帰したくないな…」
そう言ってもう一度あたしを強く抱き締めた
「ごめんね?あたしの帰る場所は冬夜のもとって決まってるから!」
にっこり笑うあたしに「負けたよ」そう言って歩き出した
「ここは何?」
「んーsnakeの溜まり場…廃ビルなんだけどねっ」
歩きながらあたし達は喋っていた