月夜の散歩

「高野って冬夜が来てるの?!ってちーくん総長!!」



驚きで目をぱちくりさせるあたしを千歳が笑う



「ぷはっ…その顔あの頃のままだね…そうだよ"snake"の総長なの俺…驚いた?…はぁーやっぱ帰したくないな…」



そう言ってもう一度あたしを強く抱き締めた



「ごめんね?あたしの帰る場所は冬夜のもとって決まってるから!」



にっこり笑うあたしに「負けたよ」そう言って歩き出した



「ここは何?」



「んーsnakeの溜まり場…廃ビルなんだけどねっ」



歩きながらあたし達は喋っていた
< 197 / 222 >

この作品をシェア

pagetop