月夜の散歩

彼の弱点?!

恥ずかしくて皆の方が向けず冬夜の耳元で囁いた


「ねぇ…恥ずかしいよ…」


「くっ…おっ…まえそこで喋んな…」


「どうしたの?」


うっすら頬を赤くして顔を歪める冬夜があたしを睨む


「冬夜って耳弱いのな♪」


嬉しそうな嵐が言う


「陽菜ちゃん!冬夜の弱点は耳だよ♪」


「弱点?って耳が弱いって事ー?」


「そうそう息吹きかけてみなよー」


ニヒヒと笑っている嵐に冬夜が


「覚えてろよ嵐…」


ひくぅ~い声が部屋中に響いて全員が凍りついた
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