月夜の散歩
面倒な事が嫌いな陽菜は気付かれない様にそーっと後ずさりした


"ドンッ"と背中に何かが当たって慌てて振り向いた


「おいっ…「ぎゃあー」」


吃驚して尻餅をついてしまった


「わぁ…いったっ」


「何?誰か居たの?」


茂みの奥からガサガサと数人の男達が出てきた


見たところ歳は同じ位だがちょっと柄の悪い感じだった


「おわっ!べっぴんさん♪」


「えっ?!」


気付くとフードが取れていたさっきの尻餅のせいだろう


あたしヤバイ?
< 9 / 222 >

この作品をシェア

pagetop