時空奏者



思いっきり睨みつけるハルカ。


―――もしくは爆破させるっ!



そんな技術ないからできないけど!



「困ったなぁ。主に怒られるから、爆破はやめてね」



困る観点が違う上に
ヘラヘラ笑う変な男に

ハルカは殺意を覚えた。



「…もう、いいよ」



「うん?もういいの??

あ、ハルカさん。
向こうの世界が見えてきたよ~

あと今度はちゃんと連絡入れてくださいって
リンさんにしっかり伝えて下さいね。

今日はいきなりだったから焦った焦った」



「あー、はいはい。
ていうより、リンの事知ってるんだ?」



「うん。詳しいことはまた今度。

ばいばい、ハルカさん」



「え?」



目をこらしても何も見えないのに、
【向こうの世界が見えた】
という男。



いつの間にか結構歩いていたらしいが、
目の前に広がる世界は暗闇で
あとどのくらい道があるのかもわからない。



謎の男が何かを唱えた瞬間に
ハルカに向かっていきなり光が射した。


―――眩しっ…!!




「よかったね、……さん。…に……えて」



柔らかな謎の男の声と、言葉を記憶に残して
ハルカは意識を失った




< 49 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop