Time is gone
「光彦、昼間は塾? お父さんが買い物に付き合わせたいって」
「何言ってんだよさっきから! 平日だぞ、昼間は学校に決まってんだろ! さぼってもいいのか?」
僕は苛立ちを隠せなかった。僕自身、急がなければ遅刻だ。
「あんたこそさっきから何言っているのよ? 今日は土曜よ、学校は休みでしょ」
土曜、その一言で僕は混乱に陥った。
月曜の次は火曜だ。いつから月曜の次が土曜になったのだろうか。これもゆとり教育だろうか。そんなわけがない。五十代もそこそこに、両親揃って呆けてしまったのか……。
僕の頭の中に次々と疑問が浮かび、その全てが解決されることもなく、蓄積されていった。
一度頭を整理する必要がある、冷静になれ、そう自らに命令を下したとき、テレビからは清々しい朝を演出する、情報番組のオープニングテーマが流れてきた。
……サタデー、モーニング?
僕は素早く周囲を見渡したが、そこにはテレビ以外に日時を知らせるものはなかった。慌てて自室に戻り、携帯を取り上げ、その画面を開き、その場で膝から崩れ落ちた。
「……なんで今日が、土曜なんだよ」
「何言ってんだよさっきから! 平日だぞ、昼間は学校に決まってんだろ! さぼってもいいのか?」
僕は苛立ちを隠せなかった。僕自身、急がなければ遅刻だ。
「あんたこそさっきから何言っているのよ? 今日は土曜よ、学校は休みでしょ」
土曜、その一言で僕は混乱に陥った。
月曜の次は火曜だ。いつから月曜の次が土曜になったのだろうか。これもゆとり教育だろうか。そんなわけがない。五十代もそこそこに、両親揃って呆けてしまったのか……。
僕の頭の中に次々と疑問が浮かび、その全てが解決されることもなく、蓄積されていった。
一度頭を整理する必要がある、冷静になれ、そう自らに命令を下したとき、テレビからは清々しい朝を演出する、情報番組のオープニングテーマが流れてきた。
……サタデー、モーニング?
僕は素早く周囲を見渡したが、そこにはテレビ以外に日時を知らせるものはなかった。慌てて自室に戻り、携帯を取り上げ、その画面を開き、その場で膝から崩れ落ちた。
「……なんで今日が、土曜なんだよ」