今日から私、男子校


私は響と二人で
残りのリレーメンバーの部活が終わるのを
待っていた



「なぁ南はなんで
バイトしとるんや?」


『…俺のうちさ
金がなくて、今の高校のお金すらヤバくて
バイトしねぇと暮らせないんだよ…。

だから頼む
誰にも言わないで』


私は響の目をじっと
見つめた


すると響は
私と目が合うと
片手で顔を隠して

「…分かったから。
…そんな顔で見つめんな

……照れるだろ。」


と言って顔を真っ赤に
していた



『…響。大丈夫か?
顔 赤いぞ。熱でも
あるんじゃないか?』


「良いから、そっと
しといてくれ。」



そういって響は机に
座って私をみて


「お前がバイトしとる
意味が良く分かったで。
だったら俺は
応援してやるから

次からはちょっとでも
良いから変装とか
しとけや。そしたら
バレへんやろ」



と言って私の頭を
なでた



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