獣百匹☆紅一点!?



コンコン
「鏡夜先輩」


結局ビビリな私は、鏡夜先輩の部屋に来てしまった…



ガチャ
「おう、未羽。はいれよ」



「おじゃまします……」



「ソファー。座れよ」



「ありがとうございます…」


ボスンっボスンっ



「……なんでわざわざ隣に座るんですか??」



向かい側にもう一個あるのに。



「理由なんて簡単だろ。」



そういうと鏡夜先輩は、ニヤっと妖艶な笑みを浮かべながら私の肩を抱いて顔を近づけてきた。




「せ、先輩っ?」


顔、近い……


「こっちの方が…キスしやすいだろ?」



「!!せんぱっ…ん!」



チュ……


鏡夜先輩のキスはまるで、食べられてるかのような感覚だった。

強引で、激しいキス。



「んんっ……ふぁ…んん!!」



部屋にいやらしい音が響く。


鏡夜先輩が、舌を入れてきたから



「やぁ…っ……ん…」



「…いいね、その顔。もっといじめたくなる…」



ドS発言!!

やだよーこの人ドSだよーっ
私Mじゃないよーっ




「っはぁ!…はぁはぁ」



「顔真っ赤にして…ウブだねー」



「…っ!なんてことするんですか!!」



「俺さー、お前の困った顔すげぇ興奮するんだけど。」



シカトですか?
困った顔って…変態ですか?



「もっと困らせてぇ…」



鏡夜先輩は、色っぽい顔で私に近づいてきた…



ちょ、ちょ、先輩?
何する気ですか?



「せ、先輩?」



「未羽……」



や、やばいよっ
先輩の目が獣化してるよお!!



「やだっ鏡夜先輩…っ」



「…なにやってんの。」



「…え?」



暴走してる鏡夜先輩を止めてくれたのは、



「薫……」




薫先輩。










.
< 37 / 150 >

この作品をシェア

pagetop