獣百匹☆紅一点!?



「鏡夜先輩っ!」


二回も危ないところで助けにくるなんて…

なんか打ち合わせでもしてるんですか?


「俺のって…どういう意味?」



「あぁ?そのまんまの意味だよ」



「え、鏡夜せんぱ…」
チュッ



「俺たちこーゆー関係だから。もう手ェ出すなよ?」


…はい?

いいい今、
ななな何を?


「出したら?」



「ブッ殺す。」



舌を出して親指を下に向ける鏡夜先輩。

わーカッコイイー★


なんてのんきなこと言ってる場合じゃない!!



「ちょっと先輩!!なにするんですかっ」



「じゃーな、変態メグミ。」



「人の話を聞いてくださーい!!」
パタン



「……鏡夜が…ね。」



知らなかった。
一人残ったこの部屋で、夜の人格“メグミ”先輩が、こんな危険なこと言ってたなんて……



「クスクス…鏡夜がハマるなんて、味見したくなっちゃうな♪」










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