獣百匹☆紅一点!?
「…未羽?」
「ひぃっ!!ごめんなさい、ごめんなさい!…ん?」
「泣いてんのか?」
「き、境夜先輩っ!?」
幽霊の正体は、境夜先輩でした。
「なにおまえ、幽霊なんか本当にいると思ったの?」
意地悪そうな笑みを浮かべる境夜先輩。
「うー…ていうかっ!先輩はこんな暗闇の中懐中電灯一本で何してたんですかっ!?」
「……なんでもいいだろ。」
急に不機嫌な顔になった境夜先輩。
…なんか不都合なことでもあるのかな?
そういえば…!
「もしかして、先輩…文化祭の準備、進めてたんですか?」
夕方みた時よりも、進んでる気がする。
「……。」
「先輩……」
「こんくらい、やるに決まってんだろ…。委員長なんだから。」
ちょっと照れたように言う境夜先輩。
それが、とっても可愛くて…
「先輩、可愛い♪」
調子に乗って、こんなことを言ってしまった。
「可愛い…?この俺に向かって、そんなこと言うんだ?いい度胸してんじゃねぇか、未羽。」
悪魔の心を呼び覚まさせてしまった私…。
「えっ?あ、あの…境夜先輩?」
「幸い、俺たち2人っきりだしなあ…?覚悟しろよ、未羽。」
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