“おさななじみ”に恋をする。下【上下完結】
「ん?
何?
遥、わかんねぇの?」


わざと意地悪そうな光を浮かべる、凌の綺麗な瞳。


…え?
何?


そう思うあたしの前で、凌はバサっとセーターを脱ぎ、それをあたしにかぶせて、あたしを抱き寄せ、こう言った。



「この続きは後で…っていう、約束のキス」


「えっ?」


「家で待ってる。
ゆっくり遥を抱かせてよ」

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