君まで2ステップ
「今、こうしていられるのも…
俺は、お前が考えている以上に嬉しく思ってる。」
「え?」
俺に腕を掴まれた梨亜がぱっと顔を上げる。
必然的に目が合う。
「正直…お前の口から『好きな人ができた』って聞いたとき、心臓が止まりそうなくらい苦しくなった。ここで、本当に諦めなくちゃいけねぇのかもなって思ったよ。
だけど…
けじめ…つけたいと思って。」
「けじめ…?」
「うん。
もう1回、ちゃんと言おうって…決めてきたんだ。
俺は、梨亜のことが好きだ。
ずっとずっと前から。そして今も…。」
俺は、お前が考えている以上に嬉しく思ってる。」
「え?」
俺に腕を掴まれた梨亜がぱっと顔を上げる。
必然的に目が合う。
「正直…お前の口から『好きな人ができた』って聞いたとき、心臓が止まりそうなくらい苦しくなった。ここで、本当に諦めなくちゃいけねぇのかもなって思ったよ。
だけど…
けじめ…つけたいと思って。」
「けじめ…?」
「うん。
もう1回、ちゃんと言おうって…決めてきたんだ。
俺は、梨亜のことが好きだ。
ずっとずっと前から。そして今も…。」