君まで2ステップ
「ああ。
確かに変わった部分も多々あるけど…
梨亜の本質は変わってない。
なんつーか…真っすぐなとことか、笑えば可愛いとことか…
まぁ物事をハッキリ言うところも良いところなのかもな。
それに、梨亜は口は悪い時もあるけど…嘘はつかない。」

「ふーん…愛されてんねぇ…梨亜さん。
ってかさ、小学1年のときに自覚したの?梨亜さんへの気持ちが恋だって。
そうだとしたら晴輝、相当なマセガキなんだけど?」

「違うよ。
つーかさっきも言ったけど、梨亜と俺が仲良くしてられたのは俺が小1の時まで。
梨亜はその後、俺なんかとは遊ばなくなった。
で、梨亜と会うのは…
梨亜んちの家族と一緒にメシ食べに行くときだけになった。」

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