空に叫ぶ愛
そんな私を見て「ごめん、ごめん」と言った空だけど、全く反省のいろが見えない。
私は再び足を川に踏み入れてみた。
本当に効いているのかわからない。
だけど、隣に座っている空は満足そうだ。
空には純粋、素直と言った言葉が合っているような気がする。
「あー、腹減ったー!」
「もうお昼時だもんね……って、あ゛ー!」
急に大声を出した私に空は「なに、急にどうしたん?」とビックリした様子。
だって、だって、だって…
おばあちゃん…
おばあちゃんにすぐ帰って来るって言って来ちゃったし。
もう結構、時間経ってるよ……