…きっと恋してる
「ちょっと待ってよ由香里やっぱりやめ…」


やめよう…と言いかけた時だった


微かに人の話し声が聞こえる


由香里が「しーっ」と言って声のする方へ歩いて行く


体育館の裏



──抱き合って見つめ合う2人…


一瞬にして血の気が引いた


ぼやける視界…


気が付けば走り出していた
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