…きっと恋してる

「あたしの大切なモノ…淳平にあげたいの…」


「…っ…いいのか?」



あたしの頬を包む淳平の手に、そっと自分の手を重ね、コクンと頷いた。



「いやなら言えよ?…明のいやがることしたくねぇから」


「…うん」



優しく頭を撫でた淳平が、チュッと小さなキスをおとす。



「なるべく優しくする…でも…俺だって初めてだからさ…その…上手くできないかも…」


淳平の唇に指先を当て、あたしは首を振った。



「淳平…スキ…大好き」



淳平となら大丈夫…。



恥ずかしいとか、怖いなんて気持ち…どこかに行っちゃった。



今はただ、大好きな淳平と触れ合えることだけが嬉しかった。

< 238 / 244 >

この作品をシェア

pagetop