六年一組、本紛失事件
「次は放送委員です」
と、美紀子が言うと、すでに手を上げる者がいた。須葉留翼と赤羽有紀だった。
放送委員の仕事は、下校のときの放送と給食時間の校内放送と朝礼などマイクを使用するのときの準備である。五年生と六年生の委員で構成されていて、五年生はほとんど準備しかやらしてもらえず、六年生になると、校内放送をまかされるので、五年生のときにやった者は必ず六年生になったら立候補するのだ。
須葉留は音響とか機械系が好きなので、今年も立候補した。他に立候補する者がいないので当選である。
有紀は人前でしゃべるのが好きなのだ。将来はアナウンサーになりたいと夢みているので、校内放送がしたくて立候補したのだ。他の女子が立候補しないので決まりである。
放送委員はすぐに決まった。
と、美紀子が言うと、すでに手を上げる者がいた。須葉留翼と赤羽有紀だった。
放送委員の仕事は、下校のときの放送と給食時間の校内放送と朝礼などマイクを使用するのときの準備である。五年生と六年生の委員で構成されていて、五年生はほとんど準備しかやらしてもらえず、六年生になると、校内放送をまかされるので、五年生のときにやった者は必ず六年生になったら立候補するのだ。
須葉留は音響とか機械系が好きなので、今年も立候補した。他に立候補する者がいないので当選である。
有紀は人前でしゃべるのが好きなのだ。将来はアナウンサーになりたいと夢みているので、校内放送がしたくて立候補したのだ。他の女子が立候補しないので決まりである。
放送委員はすぐに決まった。