彼と私の関係〜もう1つの物語〜



その隙に、カウンターの奥にあるバックヤードと更衣室を兼ねている控室へ這って行く。


気付かれないようにと願いながらドアを静かに開けて振り返ると、ちょうどドアと彼の対角線にマスターが立っていた。



音を立てないように気を付けながら控室へ入ると、少しだけ扉を開けて息を潜める。


マスターと彼の会話がとぎれとぎれに聞こえていて。


スルリとカウンターへ戻ってきたマスターは彼が不審に思わない自然な動作でこちらへと近づいてきた。



気を付けて奥へと移動する。


静かに扉を開けて入ってきたマスターは一言だけ声を掛けてくれた。





< 309 / 393 >

この作品をシェア

pagetop