テナーサックスの恋
練習時間の違うあたし達は、一緒に帰れる回数が減っていった。

季節が夏になる頃には、一緒に帰らなくなっていた。

吹奏楽部の練習時間が、6時30分から7時に延長し始めた頃だった。

そして、朝練も始まって、一緒に登校も出来なくなっていった。

あたしは休みが滅多になくて、デートも出来なかった。

時々、登下校どちらか出来る事があったけど、あたしと佑桔くんには微妙な空気のような、壁のようなものが出来ていた。
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