プリマへの扉
つっ……………!!!



先輩が覗きこんできたからますますドキドキしちゃったよ〜


男の人からこんなことされたことないからさっ!!!



「マリちゃん?ほんとに怒った?ほんと笑っちゃってごめんね?」




ヤバい!!何私は謝らせてるんだ!!ちゃんとお礼言わなきゃだ!!


ドキドキ冷まさないと!!





私はすぐスイッチが入って
やっと顔を上げられた。




「全然!!怒ってなんかいませんよ!!」






「ほんとに!?そっか、それだったらいいんだけど…具合悪い?さっき顔赤く見えたから。」





「いっ……いえ!大丈夫です!!あのっ、昨日…本当にありがとうございました!!」





「いぃえ〜どういたしまして、もうあそこは通っちゃだめだよ。」




「はいっ!」




「あっ…!ねぇ、もしかしてお礼言うために俺に会いにきた?」




「あっ!はい。ぁ……お礼…なんにも持って来なくてすみませんでした。気がきかなくって……」



ぁ〜〜
私馬鹿だよ〜なんにも持って来てないなんて…
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