気ちがい姫と俺様王子
してやった。

したとたん、あいつ目、あけやがった。

何が起こったかわかってないようだったが、目の前にある、俺の顔と唇の感触で本能的に逃げたんだろうな。

「な、な、なぁ、なにしてんのよ!? この変態!?」

俺に向かって言い放った。

「なにって、キス。」

「平然と言うなぁー! たしかに、ファーストではないけどねぇ! 何考えてんのよ!」

へぇ、ファーストじゃないんだ。てっきりファーストかと思ったけど。

「第一、あんた誰よ」

落ち着いたのか、頭が回り始めてるにたいだな。

「黙って、ないで何とか言えや!」

また、怒りが再燃し始めたみたいだ

「え、ああ。 すいません。」

「すいませんですむ、問題か!」

「第一、あんた猫かぶりでしょ」



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