恋をはじめます。
ドキーン!!

な…もしかしてえっちのこと!?

「や…だめ!!」

だってだって! 心の準備ができてないし、おしゃれな下着じゃないかもしれないもん!!

「…え」

キョトンとしてる平沢クン。

「あの…?」

なんか悪いことしちゃったかも?!

「ごめっ…」

「プッ 俺女に断られんのはじめてだわ」

へ?

「お前…他の女と違ぇーな!」

そ…それって!?

「えっ あの…どういう意味!?」

「だ~か~ら お前見直したってコト!」

んー…? イマイチよく分からないけど、取り合えず褒められてるのかな?

「えへ…?」

「どいつもこいつも体目当てでよっ 女なんて二度と信用しねーって思ってた。」

…。

「でもお前は違ったんだな! 嬉しいよ」

「…? えへへ」

取り合えず笑ってみる…けど…


「さくら俺のことスキ?」

ぎゃっ!!

なんと直球な…

なんて答えればいいんだろう!?

「え…ハイ?」

「恋愛? 友情?」

…はぃ??

「恋愛…?」


「ハッ マジかよ」

え? なんか悪かった?!

「あの…」

「よし♪ 俺の彼女にしてやる」

「…ぅえ?」

「さくらなら信用できるかもしんねぇから、付き合おって言ってるの」


…付き合う?

誰と誰が?

理解できないよ??

「さくら…と?」

「ん、さくらと」

そ…それって!!!

「よろしくお願いしますっっ!!!!」

深々と頭を下げる。

「プッ 下げすぎぃ」

わぁーん!! 笑われたっ!!

「キスしてもいいですか?」

「ど…どうぞ…」

チュッ


山本さくら!! 高校入学2週目。

彼氏…できちゃいました☆

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