恋をはじめます。
ピッキーン

どどどどうしよ!?

平沢クンなんか怒ってるっぽいし、話題は見つからないしぃー!!!


カミサマぁぁ!

「…さくら」

「へ?」

「これから暇か?」

えっ!! これはまさかの…

「ッはぃ…」

「俺ん家来ねぇ?」

え? 俺ん家?

って平沢クン家!?

「ぅあッ!? い゛っ いいんですか!?」

「どーぞ♪姫♪」

きゅぅ…

ま…まさにこれが世に言うキュン死!!

はじめての…キュン死です!!

「じゃ…ちょっとだけおじゃまします…」



おぉ! これが平沢クンのお宅…。

立派すぎるってくらい立派!!!

「お…じゃまします…」

緊張するぅ!

「どーぞ♪」

どうしよ!? こういうときってドコ座ればいいんだろ!?

「んぅー…」

「今日はこっち」

平沢クンが指差したのは…ベッド!?

え!? まさかホントにえっちしちゃうの!?

ま…まだ心の準備がぁー!!!!

なんか、急に怖くなってきたよぉ!

「や…あの…」

わたしのやっとの思いで出した声も平沢クンの耳に入らず…

ギシッ

あっという間に押し倒され状態。

わたし…どうなっちゃうの!?

「んっ!!」

き…キス!?

生まれてはじめてのKISS。

「あの…ひらさ…わ君ッ…」

ひゃあ~!! どうしよう!

「さくら、してもいい?」

どういう意味なんだろう?
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