私は先生のお嫁さん

「はじめまして～♪
あなたが千里ちゃんね。本当に可愛い！南くんが惚れるのも分かるわぁ。

話は哲也から聞いてます。妻の美香です。

あら？その子は？もしかして二人の子供？」

リビングに入るととても綺麗な堀川先生の奥さん…美香さんが出迎えてくれた。

「はじめまして、千里といいます。」

なんて言えばいいのかな……。


「相変わらず綺麗ですね美香…さん。
この子は俺の姉ちゃんの娘なんだけど…“今は”俺らの娘なんだ。」

私が悩んでいたのに気づいてくれたみたいで南が話しはじめ美香さんの視線は南へと向けられた。

だけど……なんだろう、さっきの南の変な“美香…さん”って間みたいなの。

「うふふっ、千里ちゃんって本当に可愛い。顔に出やすいタイプなのね。

実は私、二人の高校３年の時に担任だったの。」

え…！？担任って…先生、だよね！？