不器用な君等の唄へ

何がどうあったのかわからないけど。

「どれが良い?」

何故、ジュエリーショップに?

「…どれって…。」

「妃芽のシスターに許可貰ったから、今日は俺ん家に泊まり。」

「え!?わた…私の許可は?」

「嫌なの?」

首を傾げて、聞く。

「嫌じゃないけど。」

…なんでジュエリーショップ?

私も首を傾げる。

「これは、単にあげたいだけ。」

「…犬に首輪みたいに?」

「…どっかの誰かみたいに、マーキングじゃないし。鎖じゃないし。」

「誰か…?」

「ドーベルマンのこと。」

誰だろう?

兎に角、と私は首…ネックレスを買って貰った。




…輝く夕日が綺麗。




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