Wissenschaft vs. die Magie
冷静さを保ってはいるものの、ルドルフも流石にこんな世界は初めて目にするようだった。

「俺は科学は門外漢だが…それでもこの世界が科学と魔法、二つの技術の混在によって成り立っているのは理解できる…信じ難いな。対極に位置する技術だというのに、こうも渾然一体となって存在できるものか…」

絶句したままではあるものの、それは私も同感だった。

近代都市の中を竜が乗り物として走る光景なんて、想像した事もなかった。

まさに夢物語の中の光景。

それがこの世界では現実に存在し、日常として成り立っている。

科学と魔法は共存できる。

つい今しがたまで、科学と魔法のどちらが上かと殺し合っていた私達にとっては、ガツンと鈍器で頭を殴られたかのような衝撃だった。

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