Fate a line

side隼人




「おっす!隼人。」
「悠…」

村上悠(むらかみ ゆう)
俺がひかりと同じぐらい信用している奴。

「俺と隼人とひかり、同じクラスだぜ~。」
「へぇ…」

悠とひかりが同じクラスなのは助かる。

ほどなくして入学式が始まる放送がなった。


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「俺、サボるわ。」
「りょーかいっと♪」
人の多いところが苦手な俺は屋上に逃げ出した。

「ふぅ…」
今日も綺麗に澄んだ空。
…俺の心とは大違いだ。

バタン

俺が物思いにふけっていると誰か屋上に入ってきた。

1人はショートカットの奴でもう1人はロングヘアの奴。

会話を聞いていると友達づきあいがなんたらかんたらとか…

少ししてからショートカットの奴がどこかへいった。


残されたロングヘアは1人で空を見上げていた。
その瞳は俺とよく似ているような気がする。


気づけば勝手に口が動いていた。
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