カジュアルロンド
手に汗をかき、僕の足は固まったまま動かない。
もしかすると見舞いに来たのは間違いだったのではないかと思い始めていた。
カナの顔も知らないし。
恥ずかしさも襲ってくる。
少し先にある休憩室から、小さな子供を連れたお母さんが出てきて、僕の横を通り過ぎた。
突然訪れたらカナは当惑するかもしれない。
でも、ここまで来たのだから挨拶だけでもしておこうか。
気持ちの整理がつかないまま迷っていると、突然302号室の扉が開いた。
年配の婦人が出てきて、僕の顔をチラリと見てから待合室へと消えていく。
カナの母親だろうか。
大部屋だから違うかもしれないけれど。
もしかすると病室にはカナの知り合いがいるかもしれない。
やはり会うのはよそう。
僕は踵を返しナースステーションへと向かった。
看護士にペンを貸してもらいメモに『早く元気になってください』と書き、携帯番号を連ねた。
そのメッセージを花束に添えて、カナに渡してくれるよう看護士に頼むと病院を後にした。
バスを待つ間、カナのいる病室をずっと眺めた。
白いカーテンの向こうにいる彼女を想いながら。
もしかすると見舞いに来たのは間違いだったのではないかと思い始めていた。
カナの顔も知らないし。
恥ずかしさも襲ってくる。
少し先にある休憩室から、小さな子供を連れたお母さんが出てきて、僕の横を通り過ぎた。
突然訪れたらカナは当惑するかもしれない。
でも、ここまで来たのだから挨拶だけでもしておこうか。
気持ちの整理がつかないまま迷っていると、突然302号室の扉が開いた。
年配の婦人が出てきて、僕の顔をチラリと見てから待合室へと消えていく。
カナの母親だろうか。
大部屋だから違うかもしれないけれど。
もしかすると病室にはカナの知り合いがいるかもしれない。
やはり会うのはよそう。
僕は踵を返しナースステーションへと向かった。
看護士にペンを貸してもらいメモに『早く元気になってください』と書き、携帯番号を連ねた。
そのメッセージを花束に添えて、カナに渡してくれるよう看護士に頼むと病院を後にした。
バスを待つ間、カナのいる病室をずっと眺めた。
白いカーテンの向こうにいる彼女を想いながら。