【完】先輩◆同級生《隣の席の不思議な王子》
「まだマッキーが全快じゃないからさー、治ったら皆でプリ撮ったりしたら楽しそうだよねー。」



「…ぷりっ?」



キヨちゃんは『プリ』が聞き慣れない単語なのか、眉毛をハの字にして首を傾げる。



逆に旭は片方の眉毛をピーンと吊り上げる。



「マッキープリ知らないの!?プリクラだよプリクラ!」



「名前、聞いたこと、ある。けど、したこと、ない。」



キヨちゃんはイギリス暮らしが長いから、プリ知らないんだ。



特に男の子だから、日本に来てもう二年近くても、プリなんか滅多に撮らないよね。
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